My Break! Times 第059回 お肌に優しい弱酸性ってうそ?ほんと?

お肌に優しい弱酸性ってよく聞きますよね。
お肌が強くない方は弱酸性の商品を選んでいるのではないでしょうか?

でも、弱酸性がどうお肌に優しいの?と聞かれたら困っちゃいませんか?
お肌に優しいとなんとなく知っている弱酸性が、どういうものなのかを今回はご紹介します♪

「pH」とは?

「pH」という言葉、見かけたことはあるなぁと言う方は多いと思います。
pHとは、酸性・アルカリ性の強さ(弱さ)を表す0~14の数値のことです!

理科の実験でリトマス試験紙の色が変わる実験などしたことありませんか?
あれはpHの値で色が変化するものなのです!

pH7が中性で、それより値が小さいと酸性、大きいとアルカリ性です。
身近なものだと、レモンがpH2.5、石鹸水は7~10、コーヒーは5~6.5、ビールは4.5と言われています。

★人間の体はpHがたくさん!!★

胃液は強酸性で1.5~2、血液は7.4、汗は7~8です。
そしてお肌はと言うと、pH4.5~6くらいの弱酸性なのです!
なので、お肌に優しい=刺激の少ない“弱酸性”が良いと言われるのです!
*脂性肌の方は酸性(4.5)、乾性肌の方はアルカリ性(6)に傾いています

洗顔した時お肌はどうなっているの?

アルカリ中和能

実は、市販されている多くの石鹸やボディーソープ、シャンプーなどは弱酸性と記載されていてもpH10前後のアルカリ性なことも。
それで洗うと、洗浄後の皮膚の表面はアルカリ性に傾きます。

健康な肌だと、アルカリを中和させる力(アルカリ中和能)があるので、約3時間で皮膚は元の弱酸性に戻ります。
しかし、洗剤を使う水仕事が多い方やアトピー性皮膚炎などの過敏な炎症体質、ニキビ、湿疹、さらにはマメな洗浄を繰り返している方は、
アルカリ中和能が低下してしまい、皮膚のpHの回復時間は通常の人の2倍近くかかってしまうのです。

皮膚のpHを気にしよう

洗浄後に皮膚のpHが酸性に戻ってくる途中、pH6~8前後(弱アルカリ性)を通ります。
このpHの値は、皮膚病の原因とされているアクネ菌や黄色ブドウ球菌などが最も繁殖しやすい環境なのです。
洗浄後は、できるだけ酸性度の高いお手入れ用品を使ってpH6~8を速やかに通過させることで雑菌の繁殖を防ぐようにしましょう!
特に、乾燥肌の方はpH値が6程度で、普段から雑菌が繁殖し易い状態なので注意が必要です!!

お肌は年齢で変わる!?

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はほとんど中性ですが、あっという間に酸性に変わります。
酸性≒殺菌作用があることを意味し、デリケートな子どもの肌を守るため、皮膚を弱酸性に保つ仕組みになっているのです。

人間の肌にある皮脂膜は、肌のうるおいを保ち、滑らかにするだけでなく、
肌を弱酸性に保つことで外部からの刺激や雑菌の繁殖を抑える働きがあります。
しかし、人間の肌は年をとるにつれて、再び中性に近づいてしまいます。
その結果、殺菌作用が弱まり、肌荒れが起こりやすくなるのです。

皮脂膜を大切に!
外部刺激から皮膚をバリアしてくれ、弱酸性を保つために大切な皮脂膜!
皮脂膜が壊れると、角質層から水分が失われて肌は乾燥してしまいます。
さらに悪化してしまうと、角質層にある潤い成分までもが減ってきて、ひび割れてしまうほど乾燥してしまいます。

皮脂膜は、皮脂や汗の分泌が上手く行われないと出来ません。
なので、出来るだけ弱酸性に保てる石鹸を用いて皮脂腺の汚れを除き、汗はこまめに拭くようにしましょう!

また、お風呂の洗顔の時に必要以上にゴシゴシと力を入れて洗ったり、強いかゆみで皮膚を何度も掻き崩したりしていると、
皮脂膜が壊れてバリアレス状態になってしまうので、こすりすぎにも注意しましょう!

皮脂膜を作りやすい環境に肌を整え、皮脂膜を壊さないようにして守りましょう!
皮脂膜の代わりとなるような保護クリームを使用するのもいいですよ♪

弱アルカリ性も悪くはない!?

石鹸は主に弱アルカリ性でできています。
弱アルカリ性は、老廃物である角質や有利脂肪酸、雑菌などを落としつつも、肌に必要な皮脂や水分を残すという優れた作用をもっているのです!
肌が弱酸性なので、弱アルカリ性で中和して汚れを落としているのです。

では、弱酸性はどうやって落としているのかというと・・・
一般の石鹸に含まれる「脂肪酸ナトリウム」などの洗浄成分の代わりに「合成界面活性剤」が含まれています。
化粧品などでも広く使用されているのですが、実は肌への悪影響も強いのです!
また、酸性の成分だけでは泡が出ないので「発泡剤」も含まれている可能性があります。


弱酸性であるが故に、不必要な添加物が加えられているかもしれないのです!
一般的に弱酸性だから肌に優しいといわれていますが、成分にも気をつけないといけません!

健康な肌状態を保つのには弱酸性が必要で、かといって汚れを綺麗に落とすにはアルカリ性の力も必要なのです!

お肌を整えるために

○手洗いや洗顔などは、なるべく洗浄剤は使わずに真水で洗うようにしましょう
(もしくは、成分を確認した弱酸性の石鹸などで洗顔を行い、弱酸性の化粧水で水分補給を行いましょう)

○洗うときには皮脂膜を壊さないように優しく洗いましょう

○ベースとして使う化粧水などはpH5前後のものを使いましょう

弱酸性は確かに肌に優しい性質をもちます!
でも、優しいだけではダメなところもあるので、酸性・アルカリ性両方の性質を理解して、お肌のバランスを保つのが1番です!!
上手く活用して強い肌を目指しましょう♪