My Break! Times 第062回 若いから大丈夫なんて言ってられない!日差しが体をダメにする?

全体的に赤みを帯びたり、ポツポツとした湿疹が出たり、肌が突っ張って荒れる、水ぶくれができるといった症状になったことはありませんか?
それはもしかすると、ただの日焼けではなく日光アレルギーかもしれません!

日光アレルギーで起きる症状
[皮膚の症状]
・赤くなる
・湿疹(蕁麻疹、水ぶくれなど)
・腫れ
・かぶれ
・むくみ
[目の症状]
・目の充血
・涙が出る
・異物感がある
[全身に出る症状]
・頭痛
・発熱
・吐き気

この中に思い当たる症状はありませんでしたか?
もしあったらアレルギー反応が出ていた可能性があります!
アレルギーは重症化すると、目に見える症状以外にも寒気を伴う発熱症状、頭痛や嘔吐といった直接日焼けしていない全身にも症状が及ぶ場合があります。
この状態は、ショック症状によりとても危険な状態になる可能性も考えられます。
症状から原因を確認して、対策を取っていきましょう!

日光(紫外線)アレルギーとは、日光に対する過敏症(光線過敏症)で、いろんなタイプのものがあります。
光線過敏症のうち代表的な5つの症状をご紹介いたします。

日光アレルギーで起きる病気

アレルギー症状は年齢や原因によって数多くの種類に分類されます。
今回は代表的な5つをご紹介します!

★多形日光疹

光線過敏症の中では一番多い病気で、日本人の25人に1人がかかったことがあると言われていてます。
強い紫外線を浴びて数時間すると、小さい湿疹が出てかゆくなります。
10代から30代にかけての女性に多いのも特徴で、放置しておいても2~3日で自然治癒することが多い病気です。

★日光蕁麻疹

日光に当たった部分がすぐに赤く痒くなり、ひどいときにはミミズ腫れになってしまいます。
日光に当たらない場所に移動すると、2時間以内に症状は消えていきます。
すぐに症状が現れた場合は日光蕁麻疹、時間をおいて現れた場合は多形日光疹と判断出来ます。

★光接触皮膚炎

皮膚に化学物質が接触してアレルギーを起こし、そこに日光を浴びると皮膚炎を併発し、赤い斑点ができてかゆくなります。
金属やオーデコロンといった原因の他に、湿布を貼ったところに日光を浴びて皮膚炎を起こすこともあります。
また、「ビタミンCを含む化粧品を朝使わない方がいい」と聞いたことはありませんか?
ライムやレモン、セロリなどの柑橘系の果汁に含まれる【ソラーレン】が入った化粧品を使うと耐性のない人は光接触皮膚炎を起こし、シミになりやすくなります。

★光線過敏症薬疹(薬剤性光線過敏症)

薬によって皮膚が紫外線に対して過敏になり、紅斑、浮腫、水泡などが現れてかゆくなります。
泌尿器科系の治療に使用される抗生物質や降圧剤、抗うつ薬などの成分が原因になることが多いと言われています。

★慢性光線性皮膚炎

中年以降の男性に多い病気で、露出した肌を中心にして激しいかゆみを伴って皮膚がごわごわになります。
長時間かき続けていると、露出していない肌にまで皮膚炎が及んで紅皮症という疾患にまで進展してしまうことがあります。
光接触皮膚炎や光線過敏症薬疹を何度も発症している場合でも、慢性光線性皮膚炎に進んでしまうことがあります。

●日光アレルギーの治療は?

日光を浴びて肌が炎症を起こし、「日光湿疹かな?」と思われる状態になったら、まず患部を冷やして炎症を鎮めるのが第一です。
冷たい濡れタオルを当てて患部を冷やしましょう。

充分に冷やした後、炎症を抑える塗り薬を塗るようにしましょう。
日光アレルギーの治療には多くの場合この2つの薬剤が治療に使われます。
・ステロイド外用や内服
・抗ヒスタミン剤内服
市販品のなかでは、フルコートf(田辺三菱製薬)やドルマイコーチ軟膏(ゼリア新薬)、テラ・コートリル軟膏(ジョンソンandジョンソン)等がおススメです。
購入する際には、患部の炎症の状態を確認した上で適切なものを選んでください。

日光アレルギーが起きるメカニズムはまだ不明な点も多いので、症状がひどかったり長引くときには皮膚科へ行くことをおススメします!

●日光アレルギーの予防は?

日光アレルギーを一旦発症してしまうとなかなか治すことは難しいと言われています。
出来れば発症する前からの対策を、もし発症してしまった場合でも症状が抑えられるよう対策をしていくことが大切です!

①紫外線をカット

・日傘
・帽子
・長袖の服
・サングラス
・日焼け止めクリーム

日光アレルギーの原因になる紫外線は波長が長いため、日焼け止めクリームだけでは効きません。
日焼け止めは種類によって汗によって流れてしまいやすいことも注意してください。
アレルギーが元々ある方は、「紫外線吸収剤不使用」のノンケミカルの日焼け止めが刺激が少ないのでオススメです。
また、UV加工された衣類も製法によって効果や使用できる期間が変わってきます。
肌が弱い人はなおさら複数の対策を行ってくださいね!

②薬剤や化学物質

紫外線に加え、薬剤などの化学物質の影響により、違った種類の日光アレルギー症状が発症してしまいます。
原因と思われる薬剤や化学物質を控え、アレルギー症状が悪化しないよう気を付けましょう!

☆光接触皮膚炎
湿布・金属類などの化学物質が原因です。
外用薬や化粧品が多いですが、最近では非ステロイド系消炎鎮痛外用薬のケトプロフェンパップ剤によるものが多いです。
原因となる化学物質を肌から離し、使用を控えることで改善します。
患部は3か月ぐらい長期的に遮光してあげないと、以前貼った湿布等の跡と同じ形で酷い火傷として再発することもあるので、ケアには気を配って下さい♪

☆光線過敏症薬疹
内服薬・外服薬などが原因です。
フェノチアジン系向精神薬、ニューキノロン系抗菌薬、グリセオフルビン、プロピオン酸並びにオキシカム系NSAIDs、チアジド系降圧利尿薬、スルフォニル尿素系経口糖尿病薬、筋弛緩薬(アフロクァロン)、5-FU、ソラーレン、金製剤、ダカルバジン、抗不整脈剤(塩酸チリソロール)、高脂血症治療薬(シンバスタチン)、降圧剤(シラザプリル)など多くの薬剤で発症する可能性があります。
原因薬剤と思われるものの使用を医師と相談の上で中止し、他の薬剤に変更するようにしましょう!



③正午前後の外出は控える

午前10時から午後2時は、紫外線の強い時間帯になります。
この時間帯に外出や屋外活動をなるべく避けることで、紫外線対策につながります。
紫外線は、太陽が頭上近くの位置に来た時が最も強いとされています。
影の長さが自分の身長より短いことを目安にして、その時間帯は外出は避けることで肌への刺激を抑えましょう。

④生活習慣を見直して、免疫力の高い身体を作る

食事・睡眠・ストレスの3つを見直し、アレルギーに負けない強い身体を作りましょう!
食事は、主食である炭水化物、ビタミン豊富な野菜、魚・肉・卵・豆類などのタンパク質をバランスよく摂りましょう。
特に緑黄色野菜や柑橘類などの抗酸化作用の高い食品を積極的に摂るようにしましょう。
抗酸化作用のある食品には、シミなど皮膚の老化を早め、皮膚がんを発症する可能性を高める活性酸素の働きを抑える効果があります。

具体的には
ビタミンC : 緑黄色野菜、ミカン、レモン、イチゴなど
ビタミンE : 玄米、ごま、大豆など
βカロチン : 緑黄色野菜など

他にも緑茶や紅茶、オリーブオイルなども抗酸化作用があります。
さらに、十分な睡眠をとり、ストレスをためない生活を心がけることで、身体の免疫力が高まります。

 

ちなみに、車を運転する際や、部屋の中にいる場合でも、窓からの日差しにより紫外線を受けることがありますので注意が必要となります。

日光アレルギーは十分な対策を行うことで発症を抑えたり、症状の軽減が出来ます。
規則正しい生活と日々のケアで日差しに負けない身体を作り、充実した毎日をお過ごしください♪