My Break! Times 第085回 その名前、日本でしか使えなかった…?世界の地名の面白由来!

カナダが村?

シドニーは人名だった?

都市・ニンニクって?

世界中の国々地域は面白い名前でいっぱいです!
今回はその中でも珍しい名前や面白由来を持ったものをいくつかご紹介いたします!

都市・地域名

◆日本一短い地名

千葉県旭市にはイ、ロ、ハ、ニいう地名があります。
明治22年の町村制施行の際、網戸村、成田村、十日市場村、太田村という4つの村が合併して旭町となるときに、住所としてイロハニをふったらしいのです!
そして現在は網戸村がイ、成田村がロ、十日市場村がハ、太田村がニという風に地名が一文字だけになっています。
意外なことに、千葉県にはこうした土地名が多いそうです!

◆「舞浜」の由来はマイアミ?

ディズニーランドの最寄り駅と言えば、JR「舞浜駅」。
元々ここには舞浜という地名は無く、駅も実はディズニーランドのために作られたものなんです。
「東京ディズニーランド前駅」と名付けられる予定でしたが、東京ディズニーランド側からOKが出なかったそうです。
そこで、アメリカのウォルト・ディズニー・ワールドのあるフロリダ州から『マイアミの浜辺(ビーチ)』=『舞浜』と連想して作ったとか!

舞浜駅周辺でヤシの並木道も、本場マイアミの浜辺をイメージして作られたそうです。

◆フランスの不安な村

フランス・リモージュから南に数十キロのところに、Angoisse アンゴワッス「不安、ないし苦悶」という名の町があるそうです。
この Angoisse アンゴワッスという村は古名をEngoissaアンゴワスと言うそうで、これは古いオック語で「狭い道、隘路」を表し、さらに語源を遡るとラテン語の angustiaアングスティア「狭い」という意味まで行きつきます。
実は「不安」を意味するangoisseアンゴワスの語源も同じangustiaアングスティアだから、元は同じ意味から始まっているんです。

しかし通常の使用の中でangoisseアンゴワスは「不安」の意味が主として残ってしまったそうな。。。
ジョークとして使われそうな地名ですね。

◆郵便泥棒の町

フランス・リモージュの北には、Arnac-La-Poste アルナック・ラ・ポスト「郵便をかっぱらえ」という奇妙な町があります。
この町の公式ウェブサイトの説明ではArnacアルナックはケルト語で「岩、小高いところ」を意味し、この地域には多くある地名とのこと。
区別のために当地に十八世紀初頭からあった郵便中継局にちなんで「ポストのところのアルナック」としたところ、発音上の類似から「ポストをかっぱらえ」という言葉に変わってしまったそうです。
この名前のせいか、町では町名の看板が「かっぱらわれる」ことが多いそうです。

◆コイントス

アメリカのオレゴン州にあるこの都市。
ポートランドは環境に優しい都市であるとされ、その評価は全米第1位、世界で見てもアイスランドのレイキャヴィークに次いで第2位と言われる凄い都市なんです!
しかし、メイン州にも同じポートランドという地名があり何故か被っている…?

こちら、何故被っているかというと、都市が作られた時に、開発を行った2人がそれぞれ自分の故郷の名前を付ける意見で対立したため、都市名をコイントスで決めることになったのです!
結果はメイン州ポートランドの出身者がコイントスに勝ち、オレゴン州にもポートランドが出来たとか。

◆水村?

タイの人は首都バンコクを「クルンテープ(天使の都)」と呼んでいますが、これは正式名称のほんの最初の一部。
本当は世界一長い正式名称があります。

クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์


その意味は、「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヴァカルマン神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。」

では日本語や英語で慣用されるバンコクの語はどこから来たのかというと、アユタヤ王朝時代に駐屯していたポルトガル人が地名を現地人に訪ねたところ、「バーンマコーク(บางมะกอก)」と答えたことに由来しています。
バーンマコークとはアムラタマゴノキ (オリーブに外見の似たウルシ科の樹木) の水村という意味で、ポルトガル人が地域の説明を町全体の名前と勘違いしたことからきています。

◆世界一長い名前の村

世界一長い名前の首都がある国と言えばタイと述べましたが、村と言えばイギリスにある、

「ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ(Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch)」。

ウェールズ語で、「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」という意味なんだそうです。
なぜこんな名前を付けたのかというと、19世紀末に観光客誘致のためだったそうです。

実際どんな場所かというと、羊の多いのどかな場所だそうです♪

◆そこにいないのに由来

オーストラリアで最も人口が多いシドニー。
最初は「アルビオン」という名前が考えられていましたが、イギリスの海軍士官であり探検家のキャプテン・クック(ジェームズ・クック)が後援者であるシドニー卿の名前にちなんで入江に「シドニー入江」と付けたところ、「シドニー」が定着したそうです。

ちなみにシドニー卿、彼自身はオーストラリアには足を踏み入れることはなかったそうです。

◆ニンニク

イリノイ州にあり、アメリカ第三位の人口を誇る大都市シカゴ!
ミシガン湖周辺がコンクリートで覆われる前はタマネギやニンニクが自生していました。
そのため先住民は彼らの言葉でワイルド・ガーリックを意味する単語で呼んでおり、それをフランス語で発音するとシカゴになります。
シカゴ名物のディープディップピザもニンニクたっぷりで美味しいですもんね!

◆香の山と香の港

最も有力な説は、昔南方でとれる香木を他の地域へ輸送する港だったことから、香港と呼ばれるようになりました。
もっとも現在では、排気ガスなど近代的な香りになってしまっているかもしれませんが。

これとは別に、香港の人々の中で最も広く信じられている説があります。
昔、紅い香炉が銅鑼湾の天后廟前の海岸に流れ着き、それを天后廟に安置して、その背後にある山を紅香炉山と、前の海を紅香炉港と称することになり、それが縮まって「香港」となったという説です。
土地に誇りを持っていることが伺えますね!

◆略が正式名称に

アメリカではニューヨークに次いで人口が多いカリフォルニア州ロサンゼルス。
もともとの名前は

「El Pueblo de Nuestra Senora la Reina de los Angeles de Porcincula(ポルツィウンコラの天使たちの女王である聖母マリアの街、または我らが貴婦人、ポルツィウンコラの天使たちの女王の町)」

というものでした。
ポルツィウンコラはイタリアのアッシジにあるフランシスコ会の聖地のことです。
とても美しい響きでしたが、長かったせいか途中の2語だけにしたんですね。
なんだかもったいない…

国名編

◆世界で2番目に大きいのに「村」

世界で2番目の面積を誇るカナダなのですが、その国名の由来は東部を流れるセントローレンス川の原住民であるイロコイ族の「kanata(カナタ)」という言葉だとされています。
この「kanata(カナタ)」という言葉、日本語に直訳すると「村」。

随分と大きな村があったものですね!

◆大陸を発見した探検家の名前らしいが…

アメリカ大陸を最初に発見した人物と言えば、クリストファー・コロンブスですが、アメリカの由来はイタリア人探検家であるアメリゴ・ヴェスプッチさんの名前なんです!
確かにコロンブスが先にアメリカ大陸を発見しましたが、コロンブスはアメリカ大陸をアジア(インド)だと勘違いをしていたため名前が付かなかったのです。
アメリゴは新大陸として認識していたから名前が付けられたんですね。

ちなみに、コロンブスはなぜか、彼が発見したわけではない南米大陸にあるコロンビアの国名の由来となっています。

◆砂漠のイメージとは真逆の「湿地」が由来

20世紀から戦乱が絶えないイラク共和国。
この国の正式名称をアラビア語で言うと「アル=ジュムフーリーヤ・アル=イラーキーヤ」、日本語に直訳すると「豊かな過去を持つ国」という意味だそうです。
「イラク」とはこの正式名称から取った名ではなく、この地にかつてあった「ウルク」という都市国家が由来となって「イラク」と呼ぶようになったそうなんです。
この「ウルク」、とは湿地などを意味する言葉でもあるんです!
現在のイラクは砂漠と石油のイメージが強いですが、イラクはチグリス川とユーフラテス川に挟まれたメソポタミア文明発祥の土地で、農業による定住民が多く、いくつもの王朝があった事を考えると湿地もあったのかな・・・と思えますね♪

◆コロンブスの一言

中南米に位置するホンジュラス共和国。
国名の由来は船でこの地を訪れたコロンブスが錨を沈めて停船させようとしたところ、錨がなかなか海底に着かないほど深かったそうです。
その時何気なく発した一言。
「hondura(オンドゥラ)」
これが地名、そして国名になったとか!
このhondura(オンドゥラ)、スペイン語で深い、の意味です。
そのままですね…

◆カメじゃない、エビ

中部アフリカに位置するカメルーン共和国。
1470年に訪れたポルトガル人が川で小エビが沢山獲れていたのを見て、ポルトガル語で「小エビ」を意味する「camarão」と言ったのが由来だそうです。
日本からみるとカメ共和国、ポルトガルの方から見てみると「小エビ共和国」という名前になるんですね。

◆キラキラネームに反発

サッカー大国として名を馳せる南米・ブラジル連邦共和国。
この土地を発見したポルトガル人はブラジルを南米大陸の一部ではなく島だと考えていたそうで、「ヴェラ・クルス(真の十字架)島」や「サンタ・クルス(聖なる十字架)島」とキリスト教色の強い名前で呼んでいました。
しかし、原住民が反発。
そこで当時、輸出されていた「パウ・ブラジル」という木の名前でこの土地を呼び始めたところ、これが定着したのです。
ポルトガル語で「燃えるように赤い木」という意味。

◆伝統ある王名が国名

石油の原産国として知られる中東・サウジアラビア王国。
この国の本来の名前はアラビア語で「アル=マムラカ・アル=アラビーヤ・アッ=スウーディーヤ」です。
この国の王様は代々サウード家の出身だそうで、そこから「サウード家によるアラビアの王国」という意味に転じて、「サウジアラビア」になりました。

◆日本は他国に名付けられた

日本は元々は「ヤマト(大和)」という名で自国を呼んでいましたが、600年代末期から700年代初頭頃から日本と呼ぶようになりました。
中国の方から見ると朝日の昇る方に日本があるので、中国目線で「日」のついた名前になったそうです。
中国との交流が無ければ今頃大和国だったかもしれませんね!

 

どの地域も由来あり、歴史ありで名前が付けられていますが、調べてみると案外そのままだったり遊びのような決め方だったり面白いものが出てきますね!

日本の地名も、昔の環境を感じ取れるものや、災害などの歴史の意味を込めたものがあったりして面白い発見があるんです。

調べてみると自分の住んでる地域についても意外な由来があるかも・・・?